一条工務店の限らず注文住宅を建てる方は自分で間取りを考えて家を形にしていくので楽しいでよね~。私もできることならもう一度間取りを検討してみたいです。
まあ現実的には宝くじでも当たらないとすることは不可能ですが(笑)
そんな注文住宅において間取りを検討してく中で皆さんはどれほどエアコンの室外機について検討していますか?「そんなの今更言われなくてもばっちり検討して決めた」という人もいれば「そんなの設計士さんのいう通りにした」という人も多いと思います。
また我が家のようにあまり土地が広くない人は、そもそも配置場所に選択の余地がなかったという人もいてるかもしれません。
しかし、このエアコンの室外機ですが重要ではないように見えて実は結構重要だったりします。今回はその室外機の設置位置について書きたいと思います。
エアコンの効率に大きな影響
エアコンの効率に影響
エアコンの室外機の設置方法で影響することの最たるものは効率です。当たり前ですが、エアコンの効率が良ければ同じ室温にするにしても電気代が下がります。ということは最新のエアコンは効率がいいから買い換えようと考えていた人が最新のエアコンを買っても、エアコンの室外機の設置が悪ければ下手をすれば買い替え前と変わらない効率になることもあります
エアコンの仕組みを知ろう
ではどうして配置によって効率が変わるかということですが、それにはまずエアコンの仕組みを知ることが重要ですので簡単に説明します。しかし、ここで図とか使って説明しても興味がない人にはどうでもいいことなので割愛します。(単に面倒ということではないですよ(笑))
エアコンというのは簡単に言うと外気との熱交換することで系統内にある冷媒と言われる物質の状態を変化させています。なので室内機に室内の空気を取り入れて熱交換することで、夏は冷気を冬は暖気を出しています。ここまでは知っている人も多いと思いますが、この時には室外機でも外気と熱交換をしているということを知らない人が多いかと思います。
夏は外気を使い熱を逃がしており、冬は逆に熱を取り入れております。夏の暑い日の外気を取り入れて冬の寒い空気から熱をもらうというとイメージしにくいですが、実際には冷媒の圧力を調整することでそれらを可能にしております。これ以上書くと本当に本格的に書くことになりそうなので、ここまでにしておきます。気になる方はネットで調べれればいくらでも書いているので探してみてください
最も重要なのは風通し
さて話はもとに戻りますが、エアコンの室外機で最も重要なのは風通しです。先ほど室外機でも熱交換していると言いましたが、ほぼすべてそうだと思いますが、室外機は背面の熱交換器から外気を取り込んで全面から熱交換した空気を輩出しています。
なのでもし外気を吸い込む背面が家の壁と接しているや室外機の全面の前に物や壁があるなどの状態ですと、吸い込める空気量が減りそれだけで熱交換できる空気が減ることになります。これは風量が減るということになるのですが、何もない状態と同等の風量を稼ごうとしたらそれだけ室外機のFANが余分に回ることになりますので電気をより使うということになります。
もしくは限界までFANが回っている場合は設定温度にならないということも起こり得ります。なので室外機を設置する場合は
- 壁から適度に離す(メーカーも50㎝ほどを推奨しているところもあります)
- 室外機の前には何もないところをできるだけ選らぶ
これらは土地の制限で難しいことも多く、特に全面がすぐ壁という家も多いと思います。そのときは一度設計士さんと相談してみるといいと思います。場合によっては室外機の全面から出る風の風向を調整する板などを提案してくれると思いますので。(そういうオプション品がエアコンにはあります)
日陰に置けるとなおよし!
もう一つ重要なのは夏場にエアコンの室外機に日が当たるかどうかです。
エアコンの室外機では熱交換で温度を逃がしていると先ほど書きましたが、夏場の暑いときに直射日光がガンガン当たるとそれだけで温度は上がりますので、冷却能力が落ちて効率が悪くなります。
なので我が家は全ての室外機を北側に設置しております。間取り的にそれが無理という場合は最近はよくテレビで電気代の削減方法として室外機に簾をかける方法が紹介されていますが、それらを試したらいいと思います。
しかし、その場合は室外機の全面に置かないことが重要です。というのもさきほど書いたように風周りに影響されますので、それらが影響しないような設置方法にしてください
思ったよりも長文になりましたので、続きは次回に書きたいと思います。