一条工務店で家を建てられる方の多くは全館床暖房システムが気にって契約した人が多いのではないかと思います。この床暖房システムがあれば冬場はエアコンやストーブはなくても過ごせるということがありますが、だからといってエアコンがなくてもいいと言うわけにはいきません。
夏場はもちろんエアコンがなければ無理ですし、冬に関しても床暖房だけでは足りない場合や起動直後の補助暖房としてエアコンは必須になります。エアコンに関してはオプションとなりますが、なんとうれしいことに一条工務店で床暖房を採用した人にはエアコンが1台無料で付いてきます。しかも容量はかなり大きいもので、max20帖ぐらいに対応しているクラスになります。
でもこのエアコンに一つ注意しといた方がいい点があるので今回はその点について書きます
そもそもなぜ1台だけ付いてくるのか
床暖房には必要不可欠
1台のみ無料でついてくるエアコンですが、そもそも何故1台のみ無料で付いてくるのでしょうか。それは床暖房に必要になるからです。このエアコンですがこれは通常のエアコンとは異なります。床暖房に使用するエアコンなのでヒートポンプ式温水熱源機付きエアコンということになります。
どういうことかというと、床暖房を中にある不凍液を温めるための熱源が必要になりますのでそれをエアコンのシステムを利用して熱源を確保しているということになります。なので、一条工務店の特徴から考えると床暖房がメインでありエアコンはおまけみたいなものです
主な仕様は
このエアコンは長府製作所製となります。詳細な仕様は聞いていないのでわからないのですが、恐らく冷房では4.0kW以上の能力があるのではないかと思います。だいたい15~17or20帖ぐらいの広さに用いることができる仕様です。
これは一般に家庭用として売られているエアコンの中でも一番の容量に匹敵するかと思います。これが床暖房のためだとはいえ無料で付いてくるのでかなりお得かと思います
取り付け箇所はどこにする?
上記にも書きましたが、RAYエアコンはかないの容量があるエアコンです。なので取り付ける位置もかなり融通が利くかと思います。真っ先に思いつくのがLDKかと思います。家の中で一番面積が広いかと思いますし、吹き抜けがあるのなら余計にそこに取り付けたくなると思います。
ただし、LDKというのは家の中でもオシャレにしたい箇所でもありますので、ダイキン製や三菱製などの有名メーカーの商品をせっかくなら取り付けたくなる気持ちになります。実際我が家はそのような理由でLDKへの採用を見送りました
そうなると次の候補がその次に面積が広いであろう寝室になります。ただし、この寝室に取り付ける場合は注意が必要だと私は考えます
寝室には取り付けない方がいい
寝室には取り付けない方がいいと私は考えますが、これは一条工務店で実際に住んでいる方からきた話とこのエアコンの特徴から考えて起こり得る事象から私が思うことについて書きます。なので実際に私が経験していることではないので事実と違うことがあるかもしれませんが、そうなる可能性があるということで見て頂けるとありがたいです。
まず懸念している点は夏場に関しては特に心配不要かと思います。問題は冬場に起こります。しかも実際にエアコンを運転していないときにです!
冬場は基本は床暖房を使用しているのでエアコンは運転することがないかと思います。でもこのエアコンを運転させていないと言うことが問題なのです。先ほどもこのエアコンは床暖房の熱源を得るために必要なものだと書きました。つまりどういうことかと言うと、室内機は運転していなくても室外機は床暖房システムのために運転していることになります。
この状況で起こり得る問題が一つあります。室内機は運転していなくても室外機は運転しているのでエアコンの中にある温度移動に使う冷媒は循環していることになります。もちろん室外機の中で室内側に冷媒がいかないような工夫もしていると思いますが、完ぺきに温度移動まで防ぐのは難しいと思います。
この状態でいくら床暖房で室内の温度が上がっていようとも冷媒の温度の方が高くなります。その時に起こる現象として室内機の熱交換器から恐らく音が出るはずなのです。最初に書いた実際に住んでいる方の話だと夜中にいきなりパキパキという音が出るそうで、長府製作所製に連絡して室内機の交換等をしてもらっても収まらなかったそうです。その際に向こうの担当者から音が出るのは多少は仕方がないとのことですと言われたようです
私が寝室に取り付けない方がいいというのはこれが原因でして、夜中にいきなりパキパキという音が出るとかなり不快ですので寝室には取り付けない方がいいと思うのです。ただし、これはこのタイプのエアコンだと仕方がないことだと思いますし、人によっては気にならないレベルの音に近いと思います。なので全ての人に問題が起こるわけではないですが、少なくとも私は気にするタイプですので寝室への採用は見送りました
まとめ
以上がRAYエアコンについて気を付けた方がいいことです。上記にも書きましたがこれは私が経験していることではないので実際の音の大きさは不明ですし、あまりブログでもこのようなことは書いていないので大した問題ではないのかもしれません。でも可能性としては起こりうることなので一応頭の片隅にでも置いておいた方がいいのかとは思います。
あと別にこれは長府製作所製を批判しているわけでもないことを書いておきます。恐らく商品としては音の試験とかもしているので基準的には満足している製品だと思うのであとは先ほど書いたように気にする人とそうでない人の違いによるものもあるかと思います
パキパキ音はデフロスト中に室内機が急激に冷やされて起こる音です。
なので、床暖房付属エアコンだけでなく普通のエアコンでもなります。ただ、床暖房付属エアコンだとエアコンは運転してないのに床暖房側がデフロストに入ることで音が発生しますので、気になってしまうのは確かですね。
カメさん、コメントありがとうございます
確かに普通のエアコンでも鳴るとは思いますが、やはり自身がエアコンを運転させていないのに鳴るので気になると思いますね。
普通のエアコンでもデフロスト時には切り替え音とかが鳴り気にはなるので、私は現在でも寝るときはエアコンは使わないようにしています。
ただし、床暖房に関しては基本は運転し続けるのでやはり寝室には置きたくなかなと思います
深夜に失礼します。はじめまして、北海道でIーSmartを着手承諾まで済ませた、たかいちと申します。
エアコンが無料でついてくるとのことですが、我が家の設計段階ではそのようなことは言われず、普通に工賃込みの費用が計上されました。
ダイキン製を選択したからなのか、北海道だからなのかはわかりませんが、なんだかちょっと羨ましく(正確には悔しくですね笑)思ってしまいましたので書き込んでしまいました。
たかいちさん、コメントありがとうございます
床暖房はガス方式とかなのですかね?北海道の仕様は少し異なると聞いたこともあるのでもしかしたらそれが影響しているかもしれません。
地域によってや直営かFCかによっても仕様や値段も若干異なるみたいですから